名前 | 覇王丸 Haohmaru |
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性別 | 男 |
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出身 | 武蔵国城下町 |
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身長 | 五尺七寸(約173cm) |
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体重 | 十七貫目(約64kg) |
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生年月日 | 九月五日 午の刻 |
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血液型 | A型 |
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使用武器 | 日本刀 |
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武器名 | 名刀・河豚毒 |
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流派名 | 我流 |
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人間関係 | 本来の家族とは決別 剣の師・花諷院和狆 |
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CV | 中村大樹 |
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ストーリー
"強き魂を持つ者よ、お前のその稀有な魂が必要だ……"
死刃をかいくぐり、果し合いを制したばかりの覇王丸の心に、その声は直接語り掛けてきた。何者かと問いただすが応じる気配はない。
姿なき相手を睨むようにあたりを見渡した彼は、自分が骸流島に立っていることに気づいた。つい先ほどまで死合っていた場所からは遠く離れているはずだ。だが、彼の手にある愛刀・河豚毒には、確かに敵を斬ったばかりの感触が残っていた。ただただ島に留まるわけにもいかず、覇王丸は元居たはずの地へと戻ることにする。
だが、何かがおかしい。違和感の正体は旅を始めてほどなく判明した。どういうわけか、ここは覇王丸が生まれるよりもざっくり二百年ほど前――豊臣政権の時代――なのだった。
この怪異を引き起こしたと思わしき例の声を思い出し、なぜ自分が選ばれたのかを訝る覇王丸であったが、未だなお戦国の世の気風を残すこの時代は心地よかった。
血気盛んな剣士に出会うことも多く、幾度も刃を重ねることとなった。やがて覇王丸は、最強の剣と噂されるソウルエッジのことを知る。生まれた時代では、そのような剣のことはついぞ聞いたことが無かったが……?
"ソウルエッジを握るのは、お前の生きた時代には存在せぬこの世最強の剣士。だが、お前ならば存分に切り結ぶことも可能だろう……"
再びあの声が脳裏に響く。
「勝手言いやがって。手前みたいな得体の知れん存在に利用されるなんざまっぴらだ!」
即座に吐き捨てた覇王丸であったが、その一方で、この動乱の時代において最強と言われる剣士との死合を想うと、己の血が騒ぐのを抑えることはできなかった……!
武器「名刀・河豚毒」
とある刀匠の酔狂によって打たれた剛刀。
茎付近には、「南無阿弥陀仏」と彫り込まれている。
刀身の長さ、地金の厚さからくる重さは尋常ではなく、並みの侍では抜刀どころか振るうことすら困難な一振りである。いつしか鬼ですら自在に使うこと叶わじとされ、奈良の東大寺に奉納された結果、その存在を知る者は居なくなって久しかった。
時は流れ、奈良を訪れて覇王丸によって発見された河豚毒は、彼の愛刀となった。
その際、覇王丸は河豚毒が奉納された五重塔を斬り倒し、刀を取り出したと伝えられている。
流派「我流」
貧しい旗本の家に生まれた覇王丸は、幼少から剣術に興味を持って育った。
若いころから腕を磨くため、頻繁に修行に出かけていた彼は、剣の道を究めるため家と決別、故郷を出奔するに至る。覇王丸が23歳の頃であった。
その後、花諷院和狆に師事し、さらに剣の腕を磨く。
その教えを実践するのみならず、覇王丸は数多の死合を重ねながら技に自分なりの工夫を加えていく。河豚毒を自在に操る腕力を以てつむじ風を起こし、黒鉄をも切り裂くその豪快な剣技は今や和狆の剣とは言えず、彼はいつしか「我流」を名乗るようになった。
その剛腕から繰り出される斬撃の威力は折り紙つきで、怒りを帯びた時の凄まじさは人外魔性の者すら容易く斬り伏せ、山すら切り裂いたという法螺話のような噂も立つ程である。覇王丸自身は頭に血が昇りやすいことを嫌っているものの、その気性が何かと荒事に巻き込まれやすい彼を死線から幾度も救ってきたのは間違いない。