ソウルキャリバー6 Wiki - キャラクタークリエイション
具体的なクリエイションの流れについては、キャラクタークリエイションガイドラインを参照しよう

目次

キャラクタークリエイションとは

ソウルキャリバー3から実装された、準備されたパーツを組合わせて自分が操作するキャラクターを作り上げることができる機能。
昨今のアクションゲームではあまり珍しくなくなってきたが、カラーリングやコスチューム変更が主流の対戦格闘ゲーム界隈ではかなり珍しい。

既存のキャラクターの流派を選択することで、武器とキャラのモーションが決定する。
過去作品では「クリエイション専用流派」も存在したが、今作ではゲストキャラクターの流派も選択できることが特徴

クリエイションキャラクターの保存枠について

メインメニューで「CREATION」を選択すると「ユニーク」と「アレンジ」の2種類のタブがあり、それぞれ100体ずつデータ枠が準備されている。
「ユニーク」タブでは自分で作成したキャラクターを、「アレンジ」では他のプレイヤーが作成したキャラクターを保存することができる。

全体的な制約事項として、以下の点があるので注意しよう。
  • 「MISSION: Libra of Soul」モードとの連携機能は無い。そのため、必要があればキャラクターを自力で再作成しよう。
  • 「ユニーク」と「アレンジ」の間で、キャラクターを移動させることはできない。(ユニークからアレンジにコピーする方法はあるので、後述)
  • 「アレンジ」内のキャラクターはオンライン戦で使用できない。オフライン対戦でのみ使用可能。

「ユニーク」タブ

自作のクリエイションキャラクターを保存できる枠。
対戦前のキャラ選択画面で任意に選べるが「RANDOM」を選んだ場合にも出てくることがある。
新規作成
空いた枠(NEW DATA)を選択すると、キャラクターの作成画面に進むことができる。
クリエイション内容が2種類準備されていて、一からオリジナルキャラクターを作ることができる「オリジナルキャラクタークリエイション」と、既存のキャラクターをカスタマイズできる「レギュラーキャラクターカスタマイズ」がある。
ネットワーク共有
クリエイションキャラクター一覧でボタン/ボタンを押すと、カーソルを合わせていたキャラクターを他プレイヤーへ、1体だけ共有(公開)できる。
共有されたキャラクターは、他のプレイヤーが「アレンジ」タブに保存することができる。
また、自分や特定のプレイヤーが共有しているキャラクターを、「プレイヤーライセンス」の「ネットワーク共有データ」(3ページ目)で確認し、アレンジタブに保存することもできる。
その他、共有されたキャラクターは「MISSION: Libra of Soul」モード上でランダムで登場する。店で雇える傭兵になったり、アストラルホール封鎖依頼の敵になったりするが、設定したものと異なる流派になる場合がある。

「アレンジ」タブ

他プレイヤーが作成/共有したキャラクターを保存、閲覧できる枠。アカウントやネット接続が無効の場合は使用できない。

「アレンジ」タブ内のキャラクターはオンライン対戦に使用できない。また「ユニーク」タブへの移動もできないので注意しよう。基本的な用途は、参考、鑑賞、気分転換あたりになる。なおキャラ選択「RANDOM」で出てくることはない。
共有されたキャラクターを探す
空いた枠(NEW DATA)を選択すると、他プレイヤーが共有した最新のキャラクターを閲覧できる。気に入ったキャラクターがいれば、決定ボタンでアレンジ枠に保存することができる。
「キャラクターにDLCのパーツが使われており、自分が該当のDLCを持っていない」場合は保存できないので、要注意。
絞り込みや検索機能はなく、ボタン/ボタンで順番にキャラクターを見ていくシンプル設計。おそらく、最近共有設定された順に表示される。

閲覧画面でキャラクターを保存するとキャラクター一覧画面に戻ってしまうので、複数のキャラを保存したい場合は以下の手順で保存しよう。
  1. 保存したいキャラクター表示中にOPTIONボタン/STARTボタンを押し、作成者のプレイヤーライセンスを開く。
  2. ボタン/ボタンで、「ネットワーク共有データ」(3ページ目)のページを表示する。
  3. ボタン/ボタンでサブメニューを出し、「ネットワーク共有データ保存」を選択し保存する。
  4. サブメニューとプレイヤーライセンスを閉じると、共有キャラクターの閲覧画面に戻れる。
「アレンジ」タブのキャラクターを編集する
アレンジ枠に保存されたキャラクターは、「ユニーク」タブのキャラと同様に大半の要素を再編集することができる。ただし、バトルコメントは設定できない。
「ユニーク」タブのキャラクターを「アレンジ」タブに移動する
自分が共有しているキャラクターは、自分のプレイヤーライセンスから確認することができる。
この機能を利用して、以下の手順で「ユニーク」タブのキャラクターを「アレンジ」タブに移動することができる。
  1. 「ユニーク」タブの移動したいキャラクターにカーソルを合わせて、ボタン/ボタンを押しネットワーク共有する。
  2. 「ユニーク」タブでOPTIONボタン/STARTボタンを押し、自分のプレイヤーライセンスを開く。
  3. ボタン/ボタンで、「ネットワーク共有データ」(3ページ目)のページを表示する。
  4. ボタン/ボタンでサブメニューを出し、「ネットワーク共有データ保存」を選択し保存する。

本作のキャラクタークリエイションの特徴

「キャラメイク」「キャラカスタマイズ」ができる他のゲームと比較すると、珍しい特徴がある。

素体

  • 目鼻立ちの調整ができない
    超絶美形や超絶バケモノが作れない代わりに、安定した見た目が得られる設計。タレ目やツリ目などの個性を出したいときは、フェイスペイントやステッカーで工夫することになる。
  • 身長を5段階から選べる
    生身で戦う1対1の対戦アクションゲームとしては、かなり稀な仕様。
  • 普通の人間男女が基本
    目が光る人間、翼のある人間、スケルトン、トカゲ男、ゴブリンっぽいものも選べる。ただし、選んだ種族によって性別や装備がかなり制限される。

装備パーツ

  • 品揃えがカオス
    真面目に中世っぽいものもあれば、史実の16世紀からかけ離れたデザインもある*1。騎士と忍者と海賊と虚無僧と道化師と、シェフとメイドと天使と悪魔と妖精と鬼と、学生服とカウボーイと警官と半ケツと古代人と…あれやこれやが併存する超常空間。使いかた次第で古今東西もろもろの姿になれる。
    • DLCで『ニーア オートマタ』の「2B」を使用可能になるが、同時に彼女の服だけでなく、彼女の髪型、「機械生命体」「エミール」の頭、「9S」のゴーグル、『ニーア レプリカント』「カイネ」の服と「白の書」のモックアップも使えるようになる。
    • DLCで『サムライスピリッツ』の「覇王丸」を使用可能になるが、同時に彼の服だけでなく、彼の髪型、同作「ナコルル」の服や靴、鷹「ママハハ」の人形も使えるようになる。
  • 使えるパーツは種族・性別によって異なる
    男女共用のパーツや髪型はかなり少なめ。選んだ種族・性別によって作れる様相は大きく違ってくる。
  • 基本は上下・内外でセパレート
    装備は12区分ある(頭、顔、首、肩、インナー、上半身、アウター、腕、腰、下半身、靴下、足)。1品で複数部位を占めるものなど構成を制限されることも多いが、逆に意外と同時装備できるものも多い*2。いろいろな組み合わせを検討できる。
  • エクストラパーツは3つまで
    エクストラパーツという、装備部位が限定されていないパーツを3つまで加えることができる。花飾りを頭につけてもいいし、胸につけてもいい。ネコを肩に乗せてもいいし、大魚を背負ってもいい。撃てはしないが弓矢や銃もある。
  • パーツに性能差は無い
    どのパーツも見た目のみで、対戦する上での性能に影響はない。被ダメージが軽減されることもキック力が増強されることもない。逆に言えば、ほぼ丸裸でも何も問題ない。
  • 試合中にパーツが破壊される
    対戦中に「リーサルヒットを受ける」または「ダメージの高い技でラウンドのトドメを刺される」と、装備しているパーツが弾け飛ぶ。上段(頭・首・肩)、中段(胴・腕)、下段(腰・足)の3区分が、それぞれ別に壊れる。
    • ラウンドのトドメがクリティカルエッジだった場合は、上段と中段がいっぺんに壊れる。すでに両方壊れている場合は、下段が壊れる。
    • たいていのパーツは壊されると非表示になる。少数だが、傷ついた状態に変わるギミックを持っているパーツもある。
    • もともと絶対に壊れない仕組みのパーツも少数ある。下着全般や「末法鏡」、一部の靴下や小手など。
    • 自キャラのパーツを破壊されないよう設定しておくこともできる*3。ただし上記3区分でしか掛けられないので、「頭は壊れる、眼鏡は残る」といった細かなことは出来ない。
    • 試合中「クリエイションキャラクターで、ソウルチャージ時にボタンを長押しする」と、自発的に自分のパーツを破壊できる。戦術的な利点は特にない、おふざけ。
    • いろいろな遊び方ができる。壊れて印象が変わる変身キャラを作っても良し。下着もファッションの一部と考えて作り込んでも良し。傷や彫りもので戦いのボルテージを表現するも良し。気にしなくても良し。

色・柄・ステッカー

  • パーツの色柄を変更できる
    • ほとんどのパーツの色柄を変更できる。柄は無地を含め91種類から選べ、さらにその柄の色を変更できたりもする。
    • 下着に相当するパーツは、「赤〜オレンジ」の色に変更できないようになっている。
  • ステッカーは一人8つまで
    • キャラクター本体やパーツに対して、最大8つまでステッカーを貼ることができる。重ねて貼ることも可能で、一つのパーツに最大4つまで貼ることができる。
    • パーツによっては、ステッカーを貼れない設定のものがある。ステッカーは貼れるがパーツの一部にステッカーが反映されなかったり、鏡映りしたり引き延ばされたりして反映されすぎてしまうこともあり、やや慣れが必要。
  • 柄・ステッカーをカスタマイズできる
    • 柄やステッカーは、角度・大きさ・反転などを設定でき、これによって様々な応用が利く。例えば、「へこみ」のある柄を明暗を逆にしたり、図柄を反転させることで「でっぱり」に見せたりできる。

総論

ゲーム全般の画風も関連して、フィギュアや超合金のようなルックスにまとまりやすい。
それに対して、汚れや傷にまみれたダークファンタジーやサイバーパンクの重苦しさを目指すとかなり苦労する。
総じて、記号的なシルエットと色遣いで、アニメ・マンガ・特撮・アメコミ風の傍若無人なキャラを生み出すのに向いている。

どんなキャラクターを作るにせよ、既成概念や先入観に基づきつつ、偏見や差別をもバネにしつつ、まとまりを模索していくことになる。例えば「ヒーローだから赤色で、長いマフラーで」「悪魔だから不敵に禍々しく」など。
ただし、記号化が強すぎるとコテコテで本当に痛い代物に成りかねないので、いくらかは現実味や意外性も加味して調整しよう。

また、様々な制限がある中でクリエイションするので、どうしてもキツさや微妙さが出てしまう。そこを味や愛嬌として生温かく眺め合えることも、本作キャラクリの楽しみ方になる。
自分が丹精込めて作った作品に対して、堂々としていよう。