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システム・テクニック解説編集する

最終更新： ion_tsuburagi ion_tsuburagi 2023年09月30日(土) 02:38:48履歴

主に、ソウルキャリバー6特有のシステムについて解説します。

目次

8WAY-RUN

ソウルキャリバーシリーズの根幹をなす、レバー入力によってステージ上をスムーズに移動できるシステム。
特に、レバーをやに入れっぱなしにすることで、横方向(画面奥もしくは手前)に移動し続けることができるのが特徴。斜め方向にも移動が可能。

ステップとRUN

キャラクターの移動は、厳密には「ステップ」と「RUN」の2種類があります。
ステップ
レバーを短く1回だけ入力すると、短距離を「ステップ」で移動します。相手の行動を様子見するときなどに有効です。
横ステップと後ステップ中はガードできない隙が存在するので注意しましょう。
RUN
レバーを入力し続けると「RUN」状態に移行します。この「RUN」中に攻撃ボタンを入力すると、対応した「8WAY-RUN技」が出ます。
また、66(正確には6n6)と素早く2回レバー入力することで、即座に「RUN」状態に移行することができます。
「RUN」状態はレバーをニュートラルに戻すか、ガードボタンを押すことで解除することができます。
ステップと同じく、横RUNと後RUNの動き出しにガードできない隙が存在するので注意しましょう。

RUNカウンター

移動の種類に関わらず「横移動中に横斬り属性の技が当たる」もしくは「後移動中に技が当たる」とカウンターヒットになります。このシステムを「RUNカウンター」と呼びます。
ソウルキャリバーでは、8WAY-RUNを使って『相手の攻撃を避ける』行動が非常に重要ですが、失敗すると手痛いダメージを受けることになります。
特に、後移動中に技が当たる"バックRUNカウンター"は、アタックカウンターと同様のダメージを受けます。
なお、前移動中(斜め入力は不可)に技に当たってもRUNカウンターにはなりません。

RUNの特性

「RUN」状態はレバーをニュートラルに戻すか、ガードボタンを押すことで解除することが出来ますが、レバーをニュートラルに戻さない限り「RUN」状態のままレバー方向に移動し続けます。これが『8WAY-RUN』と呼ばれる所以です。
そのため、"33K"に割り振られた8WAY-RUN技を出したいときに、レバーを"663"と入力することで前RUNから技を出すことができます。
これを応用すると、レバーを"44123"と入力することで後RUNから前方向の8WAY-RUN技を出すこともできます。

ステップガード(ステガ)

ステップ中にガードボタンを押すことで、ステップ後に即座にガードすることができます。また、歩きやRUN中であれば隙なくガードすることができます。
ソウルキャリバーにおいて、この行動は非常に強力な防御行動で「ステップガード(ステガ)」と呼ばれます。

ソウルキャリバーでは「移動中にガードできない」というリスクがある中で、リスクを最小限にしつつ移動や攻撃の回避ができるのが利点です。
例えば、ステガを利用して前方向へ移動することで、相手の置き技を警戒しながら安全に間合いを詰めることができます。
また、ステガを利用して横方向へ移動することで、相手の縦攻撃を避けつつ、遅めの横攻撃もガードすることができます。

加えて、ソウルキャリバーでは(相手の横移動を牽制する)横属性の攻撃は上段と下段が多いので、横方向への「ステップしゃがみガード(ステしゃが)」も強力な防御行動になります。
逆に、この行動を咎めることができる中段横斬り(横中)も強力な技と捉えることができます。

参考サイト：アラハバキ:ナイトメアから覚えるソウルキャリバー6キャラ対策

RUNによるフレーム消費テクニック

先行入力などで横方向を含む(66と44以外の)RUN入力を行うと、必ず10Fの移動を行う仕様になっている。例えば、発生20Fの22Bを確定反撃などで使う場合は、30F目(横移動10F+技の攻撃発生20F)に攻撃判定が出る。
この挙動を利用して、22などの横移動を挟むことで10Fキッチリ遅らせて技を出すことができる。
GIなどの対策として攻撃タイミングをずらしたり、後述の受け身確定などのためにフレーム調整するときなどに活用できる。

ダウンと起き上がり方

ソウルキャリバーでは、ダウン状態や起き上がり行動に無敵(相手の攻撃が当たらない)状態が無いため、ダウンからどう復帰するかが重要なポイントになります。

受け身とダウンからの行動について

ダウン状態からできる行動を、まずはしっかり把握しましょう。
ダウンに関連するシステムとして「受け身」がありますが、これはダウン状態を回避する行動として覚えましょう。
  • ダウン状態からできる行動
    • 寝っぱなし(ダウン中に無入力)
    • その場起き上がり(ダウン中にG入力)
    • 転がり(ダウン中にレバー入力)
    • 起き上がり攻撃(ダウン中にレバー+攻撃ボタン入力)
    • ダウン専用技(一部キャラの固有技)
  • ダウン状態を回避する行動
    • 受け身(地面に着地する瞬間にレバー入力+Gボタン)

受け身の方向と特性

ダウン状態を回避する行動として、地面に着地する瞬間にレバー入力+Gボタンで「受け身」を取ることができますが、受け身の方向によって特性が少しずつ異なります。
ゲーム内の「戦術指南」にも載っていますが、大まかに理解しましょう。
  • 前受け身(6G): ダウン追撃をかわせないが、起き上がった後に素早く動ける。
  • 後受け身(4G): リーチの短い追撃を回避でき、相手から間合いを離しやすい。
  • 横受け身(2or8G): 縦斬りでのダウン追撃をかわしやすいが、やや隙が大きい。
受け身確定
「受け身」で相手のダウン追撃をかわすことができますが、受け身モーション中にガードができない隙が存在します。その隙を狙った攻撃を「受け身確定(受け確)」と呼びます。
受け身を取った後、次の行動ができるまでの硬直時間が受け身の方向によって異なりますが、受け身中にガードができない隙は受け身方向に関わらず同じです。
ダウンを取った側は「受け身確定とダウン追撃のどちらを出すか」、ダウンを取られた側は「受け身を取るかor取らないか」もしくは「受け身をどの方向に取るか」などの読み合いが発生します。

ダウン状態とその場起き上がり

正面向きダウンと背面向きダウン
単純に「ダウン状態」といっても様々な状況がありますが、主に以下の4種類の状況に分類されます。
それぞれの状態によって、「その場起き上がり」の起き上がり方や「受け身」や「転がり」で移動する距離などが細かく違います。なお、「その場起き上がり」のフレームに関する差異はありません*1。
(相手側に)足向け(相手側に)頭向け
仰向け
うつ伏せ
上記4種類のうち、「足向け仰向けダウン」と「頭向けうつ伏せダウン」は正面向きダウン、「頭向け仰向けダウン」と「足向けうつ伏せダウン」は背面向きダウンに分類されます。
その場起き上がり
ダウン中にガードボタンを入力することで、その場で起き上がることができます。
「その場起き上がり」の行動には隙がなく、Gで立ちガード、2Gでしゃがみガードしながら起き上がることができます。
細かい違いとして、正面向きダウンの場合は正面しゃがみ状態で起き上がり、背面向きダウンの場合は背面しゃがみ状態で起き上がり+正面振り向き(ヴォルドのみ背向けを維持)が行われます。
背面での起き上がりはガードには影響ありませんが、正面へ振り向く動作の分だけ行動開始が遅くなります。
起き上がり攻撃
ダウン中に攻撃ボタンを押すと、起き上がりを行った直後に攻撃を行います。
攻撃内容は攻撃ボタンに対応していて、正面向きダウンの場合は「しゃがみ状態からの攻撃」、背面向きダウン状態からは「背向けしゃがみ状態からの攻撃」が出ますが、一部の背向けボタン同時押し系の技は出せないため、注意が必要です。
背面起き上がりのテクニック
背面向きダウン中の「起き上がり攻撃」は、投げ(A+G)、リバーサルエッジ(B+G)、クリティカルエッジ(A+B+K)を除いた背向けボタン同時押し系の技(例:背向けB+Kなど)が出せません。
同時押しをした場合は、A>B>Kの入力優先度で対応した背向け技が出ます。(例:背面向きダウン中にB+Kを入力すると、背向けB攻撃が出る)
また、ガードボタン入力による「その場起き上がり」を行うと、正面の振り向きまで自動的に行われてしまうため、背向けボタン同時押し系の技を出すことができません。

『どうしても起き上がりに背向けボタン同時押し系の技を出したい！』という場合は、背面向きダウン中にK+Gを短く入力することで「背面起き上がり」が可能です。
この「背面起き上がり」を行った上で攻撃を行うと、対応した「背向け立ち状態からの技」を出すことができます。

転がり(前転、後転、横転)

ダウン状態でレバーを入力するとレバー入力方向に転がることができます。
転がり中はダウン追撃が当たってしまうものの、行動のタイミングをずらせることと、起き上がるまで「ダウン状態」の扱いであることが特徴。
また、「前転(ダウン中6)」「後転(ダウン中4)」は転がった後に自動的に起き上がるのに対して、「横転(ダウン中2or8)」は、方向キーを入れ続けることで最大で3回連続で横転ができます。
3連続で横転すると自動的に起き上がってしまうものの、2連続までであれば「ダウン状態」を継続できます。

ダウンを取った技による制約

ダウンを取った技によって、受身ができないorダウン時の行動ができるまで時間がかかる場合があります。
主に以下のようなパターンがありますが、技によって効果が異なるので、細かい対策を考えるときにトレーニングモードなので確認してみましょう。
  • 受け身が取れず、ダウン時の行動を取れるまでに時間がかかる
  • 受け身が取れないが、ダウン時からの行動がすぐにできる
  • 受け身は取れるが、ダウン時の行動を取れるまでに時間がかかる
  • 受け身が取れ、ダウン時の行動もすぐにできる

起き上がり方と起き攻めの攻防の考え方

基本的な考え方と、一部の特殊な技を持つキャラを踏まえて考えましょう。
ダウンを奪われたら大人しく追撃を食らっておけ
ダウンを奪われたら圧倒的に相手側に有利な駆け引きが発生します。しかし、(技によりますが)基本的はダウン追撃を受けると相手との距離が程度離れます。
そのため、ソウルキャリバーでは『ダウン追撃を大人しく食らって、距離が離れた状態で安全に起き上がろう』が、基本的な起き上がり方の考え方になります。
もちろん、毎回同じ行動をしていれば更に手痛いダウン追撃を受けてしまうので、いくつかの起き上がり方を使って的を絞らせないようにしましょう。
壁際やリング際は危険なので横転で離れよう
壁際やリング際でダウンしてしまったら、そのまま起き上がると壁コンボやリングアウトされる可能性があるので、崖や壁から離れるように横転で転がって、安全な場所へ移動してから起き上がるのもキャリバーの常套手段。
ダウン追撃は当たってしまうものの、壁コンボやリングアウトに比べたら圧倒的にダメージが少ない。
ダウン状態に対して強い技を持っているキャラに警戒せよ
いくつかのキャラクターは、相手のダウン状態に対して強い技を持っている。代表的なのは、ナイトメア、シャンファ、ソンミナ、アスタロスetc。
どのように強いのかはキャラクターによって様々なので、相手の強みを理解してダウン状態からの攻防を勝ち取ろう。

ダウン追撃、起き攻め

前述の通りソウルキャリバーでは、ダウン状態や起き上がり行動に無敵(相手の攻撃が当たらない)状態が無いため、ダウン中の相手に追撃を入れることができる。
ダウンした相手は防御的な行動しか取れず、一方的に攻めることができる貴重なチャンスでもある。起き攻めが試合を左右する場面も多いので、読み合いをしっかり理解すると勝率がグンと上がる。

相手のダウンに当たる技は「縦斬り」か「下段攻撃」

相手のダウン状態にヒットする技は限られており、そのほとんどが「縦斬り」か「下段攻撃」になる。
例外として、モーションや攻撃軌道の関係でダウン状態に当たらない「縦斬り」や「下段攻撃」が存在するので、ダウン追撃に使える技かどうかはトレーニングモードなどで確認する必要がある。

キャラごとに多少差異はあるものの、3B(アッパー)や2K(下段蹴り)のほか、1Aや2Bが対応していることが多いので試してみよう。

相手の受身や横転との読み合いを制せ

ソウルキャリバーでは「縦斬り」のダメージが高めに設定されており、ダウン追撃でも基本的には「縦斬り」で追撃することが多い。
しかし「縦斬り」は横受身や横転で避けられやすいという弱点を持っているので、そういう相手には2Kや2Bなどの素早い技で確実にダメージを取りにいったり、下段の横攻撃(1Aなど)で横に回避する相手を追いかけて攻撃しよう。

状況によっては横受身や横転で回避しきれない「縦斬り」も存在するので、トレーニングモードを使って起き攻めのバリエーションを色々と模索してみよう。

「受け身確定」の連携で起き攻めのバリエーションを増やそう

ダウンする直前にレバー入力+Gボタンで「受け身」を取り、ダウン状態を回避することができる。しかし、受け身モーション中にガードができない隙が存在し、その隙を狙った攻撃を「受け身確定」と呼びます。
ダウンを取った側は「受け身確定とダウン追撃のどちらを出すか」、ダウンを取られた側は「受け身を取るかor取らないか」もしくは「受け身をどの方向に取るか」などの読み合いが発生します。

「受け身確定」として使える技はヒットさせた攻撃の種類や条件によって変わるので、トレーニングモードで相手に受身を取らせながら研究を重ねてみよう。
ちなみに受け身動作中は上段攻撃が当たらないので、「受け身確定」で使う技は中下段の技からピックアップしよう。

ヒット後の状況を意識してダウン追撃技を選んでみよう

ダウンした相手に攻撃をヒットさせると、基本的には相手との間合いが離れるようになっている。
しかし、ヒットさせた技によっては離れる間合いが違ったり、相手のダウン状態が変わったりするので、トレーニングモードで色々と試してみよう。

空中制御

ソウルキャリバーでは、空中にいる状態で攻撃を受けるとレバー入力によって自キャラの落ちる(吹き飛ぶ)方向をある程度制御することができます。
この空中制御によって、空中コンボやリングアウトなどを回避できる場合があります。

空中制御は常にできるものではなく、以下のような技を受けたときは空中制御ができません。
  • 3Bなどの浮かし技を地上で受けたとき
    「空中で攻撃を食らったとき」という条件を満たさないため、空中制御ができません。
  • スタンコンボ等で地上で攻撃を受けているとき
    「空中で攻撃を食らったとき」という条件を満たさないため、空中制御ができません。
  • 空中で叩きつけるような技を受けたとき
    即座に地上に落ちてしまうので、空中制御が効きません。
  • 空中で吹き飛ばし系(例:きりもみ吹き飛ばし)の技を受けたとき
    特殊なやられ状態のため、空中制御が効きません。
このように空中制御が効かない場面がいくつかありますが、空中に浮いてしまってもレバー入力をしておいて損はないので、浮かせられたらレバー入力し続ける癖をつけましょう。
リングアウト付近であればリングアウトしない方向へ、中央で余裕があるなら(基本的には)斜め後ろ方向に入力しておくのがオススメです。

参考サイト:ソウルキャリバー�� 初心者向け空中制御解説

技の属性

ソウルキャリバーの攻撃に関する属性について解説します。
どの技が何の属性を持っているか分かりづらいものもあるので、各キャラクターのWikiページやフレーム解析サイト等のプレイヤー有志による調査結果を参考にしましょう。

縦属性と横属性

「縦斬り」「横斬り」というボタン入力に割り当てられるほど、ソウルキャリバーシリーズにおいて最も重要な属性です。
この「縦斬り」「横斬り」という表現は武器による攻撃に対する表現で、「蹴り」や「投げ」にも属性がついています。
例えば、「横属性の蹴り」が相手の横移動に当たればRUNカウンターが発生します。
そのほか、A+Gなどで出る投げは基本的に「横属性の投げ」であり、相手の横移動に当てることが可能です。

上段、中段、下段

3D格闘ゲームにおける最も一般的な攻撃属性です。ソウルキャリバーにおいても、全ての技が(後述の特殊な属性の技を含めて)必ずどれかに分類されます。
戦術指南にも記載がありますが、以下のように理解しましょう。
  • 上段攻撃: 立ちガードで防ぐことができ、しゃがんでいる相手に当たらない。
  • 中段攻撃: 立ちガードで防ぐことができるが、しゃがみガードで防ぐことができない。
  • 下段攻撃: 立ちガードで防ぐことができないが、しゃがみガードで防ぐことができる。また、ジャンプしている相手に当たらない。
特殊中段、特殊下段
ゲーム内でもあまり説明がされていない特殊な攻撃属性です。
ソウルキャリバーにおいては、最初は立ちガードでもしゃがみガードでも防ぐことができる技として理解しましょう。
細かくは、以下のような特徴があります。
  • 特殊中段攻撃
    • 立ちガードでもしゃがみガードでも防ぐことができる中段攻撃。
    • 上中下段の属性を判定基準にしているガードインパクト技に対しては、中段攻撃と判別される。上段/下段攻撃を条件としたものには、インパクトされない。
    • 上中下段の属性の攻撃空振りを判定基準にしているリーサルヒット技に対しては、中段攻撃と判別される。上段/下段攻撃を条件としたものには適用されない。
  • 特殊下段攻撃
    • 立ちガードでもしゃがみガードでも防ぐことができる下段攻撃。下段攻撃なのでジャンプしている相手に当たらない。
    • 上中下段の属性を判定基準にしているガードインパクト技に対しては、中段/下段の両方が適用される。上段攻撃を条件としたものには適用されない。
    • 上中下段の属性の攻撃空振りを判定基準にしているリーサルヒット技に対しては、中段攻撃と判別される。上段/下段攻撃を条件としたものには適用されない。
上段投げ、下段投げ、空中投げ
投げ技は、上記の打撃技とは少し異なる属性を持っています。
一部の「投げ抜け不可」のものを除いて、「後ろ方向以外のレバー入力+任意攻撃ボタン」もしくは「後ろ方向のレバー入力+任意攻撃ボタン」で投げ抜けができます。
  • 上段投げ: 立ち状態の相手を掴むことができる投げ。立ちガードで防ぐことができないが、しゃがんでいる相手やジャンプしている相手には当たらない。
  • 下段投げ: しゃがんでいる相手を掴むことができる投げ。しゃがみガードで防ぐことができないが、立っている相手やジャンプしている相手には当たらない。
  • 空中投げ: 空中にいる相手を掴むことができる投げ。地上にいる相手には当たらない。一部のキャラの投げ技に「上段投げ」と「空中投げ」の両方の属性を持っているものがあります。
打撃投げ
打撃属性の技がヒットしたときに、投げと同じ挙動をする技を指します。打撃属性の部分はガードができ、ヒットした後の投げモーションを投げ抜け可能になっています。
一部の技や多くのキャラのCEなど、投げ抜け不可の打撃投げに分類されるものもあります。

ブレイクアタックとガード不能技

強力な防御行動であるガードインパクト(GI)やリバーサルエッジ(RE)への対策となる技の属性。
全体的に攻撃発生が遅くエフェクトが目立つようになっており、比較的対処しやすくなっている。また「レジストインパクト」でのみこれらの攻撃を弾くことができる。

相手のGIやREの効果を貫通してダメージを与えることができるのが特徴で、このGIやREを貫通させてダメージを与えることを「インパクトカウンター」と呼びます。
「インパクトカウンター」に成功すると、ガラスが割れたような紫色のエフェクトが発生します。
ブレイクアタック(BA)
青色の稲妻をまとった攻撃(リバーサルエッジ攻撃にBA属性が付いたときは、赤い稲妻のエフェクトをまとう)。
各キャラ共通で、A+Bにブレイクアタック技が割り当てられており、A+Bで「インパクトカウンター」を発生させるとリーサルヒットとなる。
相手のガードに対してダメージは与えられないものの、ガード後に攻撃した側が有利状態(相手より先に行動可能)となることが多い。
また、「ブレイクアタックによるガード硬直中に、次の攻撃が当たるとガードできない」という特殊な性質がある。(例:マキシの4A+Bh)
ガード不能技(UA)
赤色の炎をまとった攻撃。読んで字の如く、相手のガードを貫通してダメージを与えることができる。

技レベル

技の攻撃判定ごとに設定された「技の強度」を指す用語。
技レベルは「弱」「中」「強」の3段階で設定されていて、ダメージの大きさに比例して設定されている傾向があります。
後述の「ガードインパクト」や「技の相殺」など細かいところに影響がある設定なので、必要になったときに確認しよう。

武器攻撃と体術

ソウルキャリバーの攻撃は、武器を使った攻撃である「武器攻撃」と、自分の身体による「体術攻撃」に分類することができ、飛び道具攻撃を指す「射撃攻撃」も存在します。
「体術攻撃」は、主に「蹴り」技が該当しますが「投げ」も「体術攻撃」に含まれます。また、一部のキャラには「横斬り」ボタンや「縦斬り」ボタンによる攻撃が「体術」属性を持つ技も存在します。

一部のガードインパクト技の条件に「蹴り不可」と書かれた技は、蹴りを含む「体術攻撃」が対象外であることを示しています。
そのほかに、「技の相殺」の条件にも関連します。

攻撃方向に関する性能設定

公式のキャラクター技調整の説明から、技ごとに攻撃方向に関する性能設定があることが分かっています。
今のところ以下の項目が明確になっていますが、特に「突き」に関しては一部キャラクターのガードインパクト技や構えによる避け性能が関係しています。
その他、リバーサルエッジで捌いたときの挙動などにも影響があるようです。(詳細未調査)
  • 突き
  • 振り上げ
  • 振り下ろし

ガード耐久値とガードクラッシュ

参考サイト:SOUL CALIBUR �� INCOMPLETE CONQUEST:ジャストガード、ガードクラッシュ

ガード耐久値

相手の攻撃をガードすることで消耗する値。ソウルキャリバー6では、キャラクターによる値の差異はありません。
各技に「ガード耐久値減少量」が設定されていて、ガードクラッシュ可能な技でガード耐久値を減らしきると「ガードクラッシュ」が発生する。
トレーニングモードでは、「GUARD CRUSH」という値で「ガード耐久値の減り具合」がパーセント表記で表示されています。

通常の対戦時では、自キャラの「ガード耐久値」を見ることはできないものの、「ガード耐久値」が減ってくると体力バーの周りの色が変わり、大まかに判断することができる。
体力バーの周りの色が黄色の場合は残40%以下、赤色の場合は残20%以下であることを示している。
ガード耐久値ゲージ表示
通常
残40%以下
残20%以下
ガード耐久値を消費、回復する行動
  • 消費する行動
    • 相手の攻撃をガードする(縦攻撃が高く、横攻撃が低い傾向がある)
      • 攻撃を連続でガードすると「ガード耐久値減少量」に補正がかかる仕様になっている。(詳細未調査)
    • ガードインパクト発動時
    • リバーサルエッジ発動時
  • 回復する行動
    • ガードせずに行動する(前ダッシュ中は回復量が増加する)
    • ガードインパクトに成功する(ガードインパクト技を除く)
    • レジストインパクトに成功する
    • リバーサルエッジの捌きに成功する
    • ラウンド開始時
    • 一部キャラのリーサルヒット発動時

ガードクラッシュ

ガードクラッシュ可能な技でガード耐久値を減らしきったときに発生する、キャラクターが無防備な状態。
ガードクラッシュ状態に対して攻撃できるものの、ガードクラッシュさせた技によって追撃猶予が変わる。また、ガードクラッシュさせた技によっては、追撃にコンボ補正がかかる。
ガードクラッシュ中に攻撃を当てると、初段のみカウンターヒット時と同じ効果(ダメージは変わらない)が発生するので、カウンターヒット時のコンボを利用して大ダメージを狙おう。

ジャストガード

相手の攻撃が当たる直前にガードボタンを押すと自キャラが白く光る。この状態を「ジャストガード」と呼びます。
ジャストガードに成功すると、下記の効果を得ることができます。
  • ソウルゲージの増加(微量)
  • ガードの削りダメージの無効化(ソウルチャージ中の攻撃など)
ちなみに、「ガード耐久値の回復or減少無効化」や「ガードクラッシュの無効化」などの効果は無いので、勘違いしないよう気をつけよう。

ガードインパクト

ソウルキャリバーシリーズ伝統の相手の攻撃を弾くことができる防御行動。ナンバリングによってシステムの仕様が変わるので、今作の仕様をしっかり把握しよう。

参考サイト:SOUL CALIBUR �� INCOMPLETE CONQUEST: ガードインパクト

ガードインパクト(GI)

6Gと入力することでガード耐久値を10%*2消費して発動することができる。緑色(と黄色)のエフェクトが特徴。
ブレイクアタック(BA)とガード不能技以外であれば、相手の攻撃を弾くことができる。
インパクトの受付時間は入力から2〜11Fの間であり、インパクトに成功すると消費と同量の10%*3回復する。また、2〜5F部分でインパクトに成功するとジャストインパクトのボーナスでゲージが17%程度溜まる。
なお、全体硬直が46F*4なので、入力から12〜46Fの間は無防備な状態となる。この全体硬直(46F)中にブレイクアタックもしくはガード不能技が当たると「インパクトカウンター」が発生する。

ガードインパクトに成功し相手の攻撃を弾くと、自分が有利(先に動くことが可能)な状態が発生する。このときの有利フレーム(時間)は、弾いた技の技レベルによって変わる。
技レベル毎の状況は以下の通り。どれくらい有利なのかは、弾かれた側の挙動で判別することができる。
  • 「技レベル・弱」の攻撃をインパクトした場合: 相手が弾かれた衝撃で尻餅をつく。+28F有利。
  • 「技レベル・中」の攻撃をインパクトした場合: 相手が大きくのけぞる。+16F有利。
  • 「技レベル・強」の攻撃をインパクトした場合: 相手の上体が捻れた状態になる。+8F有利。
技レベル・弱(GIレベル3)技レベル・中(GIレベル2)技レベル・強(GIレベル1)
リバースインパクト
ガードインパクトされたときに、6Gを入力することで「リバースインパクト」を出すことができる。
基本的にはガードインパクトと同じ要領だが、以下の点の性能が異なる。
  • インパクトの受付は4〜18F*5。全体硬直は48F*6。
  • 先行入力で出した場合は、インパクトの受付は8〜22F*7。全体硬直は50Fになる。
  • リバースインパクトでは、ガード耐久値は消費しない。
また、リバースインパクトの要領でリバーサルエッジ(B+G)やレジストインパクトを出すこともできる。
ガードインパクト成功時のダメージ補正
ガードインパクト成功によって仰け反っている相手に攻撃ヒットさせた場合、70%のコンボ補正がかかるようになっている。
ただし、リバースインパクト成功時は少し補正が緩くなり、80%のコンボ補正がかかるようになっている。

レジストインパクト(RI)

6B+Gと入力することで、ソウルゲージを50%消費してブレイクアタックやガード不能技も弾くことができる強力なガードインパクトを発動することができる。赤色(と青色)のエフェクトになる。
インパクト受付は2〜11F、全体硬直は46Fとガードインパクトと同じで、インパクトの受付時間外の硬直中(12〜46F)にブレイクアタックもしくはガード不能技が当たると「インパクトカウンター」が発生する。
ガードインパクトとは異なりガード耐久値を消費せず、インパクト成功時はガード耐久値が12%回復するので、ガード耐久値の回復方法として使われることもある。
その他、ソウルチャージ(SC)発動中は残り時間25%消費で発動することができ、リバースインパクトでも使用可能。

ガードインパクト技(GI技)

ゲーム中の技表で「GI」の表示がされている各キャラクターの固有技として持つ、相手の攻撃を受けたときに弾く、捌く、避ける等の性能を持つ技。「固有インパクト技」とも呼ばれる。
インパクト成功時に攻撃が確定する代わりに、インパクトできる技が限定されていたり、インパクト判定の持続が短いなどの傾向がある。
また、ガードインパクト技によって相手の攻撃を弾いた場合は、相手の攻撃の技レベルに関係なく、ガードインパクト技に設定されたやられ状態となる。
インパクトできる技の条件やインパクトの受付時間や効果などが技毎に異なるので、ゲーム内の技表やフレーム調査サイトなどで、個別に確認しよう。
ガードインパクト技の特徴
  • ガード耐久値を消費せずに使用することができる。
  • 技中のインパクト判定は、通常のガードインパクト(レジストインパクト)と同じエフェクトが発生する
    • 相手の攻撃を避ける系の技はエフェクトが出ないためガードインパクト技に見えないが、システム上ではGIとして扱われる（例:2BのB+K、ラファエルのB+K）
  • ガードインパクト技にブレイクアタック(BA)がヒットしたときは、技によってインパクトカウンターが発生する
    • 攻撃中にインパクト判定が付いている技は、ブレイクアタックが当たってもインパクトカウンターが発生しない
    • インパクト判定を持つ構え技（追加入力で攻撃、GI成功時に自動反撃など）は、ブレイクアタックが当たるとインパクトカウンターが発生する

リバーサルエッジ

ソウルキャリバー6で導入された、新たな防御システム。
B+Gを入力すると相手の攻撃を「さばく」ことができる状態になり、B+Gを離すと中段の縦斬り攻撃を繰り出す。
また、繰り出した中段縦斬り攻撃が相手にヒットすると専用かけひきへと移行し、このかけひきに勝つと追加でダメージを与えることができる。

リバーサルエッジ攻略ページにて詳細に解説しているので、こちらを参照してください。

ガードインパクトとリバーサルエッジの違い

ガードインパクトとリバーサルエッジは似たようなシステムに見えるものの、利用用途などが異なるシステムになります。
各システムをどのように利用するかはプレイヤーによって変わりますが、それぞれの特性を理解して自分の戦い方に合った使い方を模索しよう。
  • ガードインパクト
    • インパクトの受付開始が早い(2F〜)。
    • インパクトの受付時間が短い(2〜11F目の間)。
    • 比較的隙が少ない(全体硬直46F)。
    • 相手の攻撃を弾く。相手の攻撃モーションを止めることができる。
    • 相手の攻撃の技レベルが高いほど、得られる有利が少ない。
      • 威力の強い技ほど技レベルが高くなる傾向があり、威力の低い技の方がリターンが大きい。
  • リバーサルエッジ
    • さばき構えの受付開始が少し遅い(6F〜)。
    • さばき構えの受付時間が長い(6〜50F(最大溜め)の間)。
    • リバーサルエッジ攻撃まで含めると隙が大きい(全体硬直80F以上)。
    • 相手の攻撃をさばく。相手の攻撃モーションを止めることができない。
    • 相手の攻撃の隙が少ないほど、得られる有利が少ない。
      • 威力の強い技ほど攻撃の隙が大きい傾向があり、大振りな技ほどリターンが大きい。
リバーサルエッジは初心者向けのシステムなのか
リバーサルエッジは『相手の攻撃を覚えていなくても利用できる防御システム』として導入されており、その面において「初心者向けのシステム」と言えます。
ソウルキャリバー6開発チームの見解として、EVO Japan 2019でのトークイベントで受け付けた質問への回答より下記に抜粋します。
Q)
リバーサルエッジを弱体化した方が良いのではないか。繰り返し乱発する人が多い。
A)
「リバーサルエッジは不要だ、弱体化したほうがよい」というご意見は、ソウルキャリバーの上級者の方から頂くことが多いです。しかし、これまでの作品では敵の攻撃を逐一暗記しなければ防御ができなかったのに対し、リバーサルエッジ導入によりプレイヤーのレベル差に関わらず誰でも駆け引きに参加できる瞬間が増えたと、ご好評の声も多数頂いております。これにつきましては本作開発当初からの狙いでもあり、実際に効果を挙げた点であると確信しております。
とはいえリバーサルエッジはあくまでも入り口であり、一辺倒になることは望ましくありません。今後の調整では、リバーサルエッジを使わないプレイスタイルでもソウルゲージが溜まりやすいようにするなど、調整を検討中です。またリバーサルエッジ中の入力ミスを緩和するような調整も行なっていく予定です。

リーサルヒット

ソウルキャリバー6で導入された、新たなシステム。
一部の技を特定の条件で相手にヒットさせることで発生し、黄色い派手なエフェクトとともにスロー演出が入り、相手の装備が破壊される。

リーサルヒットの利点

  • ソウルゲージが大幅増加する。増加量はリーサルヒットした技毎に異なる。
  • 単体ダメージが上がり、コンボとして別の技で追撃できるようになったり、従来よりも強力なコンボができるようになる。

リーサルヒットの発生条件

キャラクター毎に異なるのでフレーム調査サイトや、ゲーム内の技表の『リーサルヒット技』の欄に記載された条件を確認しよう。
全キャラ共通条件

ソウルチャージ

ソウルゲージを1本消費して、約10秒間強化状態になることができるシステム。過去作品でも同じ名前のシステムがあったものの、今作ではかなり内容が異なるのでしっかりと覚えておこう。

ソウルチャージ

4A+B+Kを入力すると、ゲージ1本を消費して自分の周りに衝撃派を出しながらソウルチャージ状態になることができる。ソウルチャージには以下のような特徴がある。
  • 発生3Fのタイミングで、ゲージを消費する。
  • 発生4Fから発生保証があり、発生保証以降から全体硬直50Fの間は無敵状態になり、相手の攻撃がすり抜ける。
  • 発生6Fに、ブレイクアタック属性が付いた衝撃波を発生させる。衝撃波にはダメージはなく、ガードで±0F、ヒットで+8F有利になる。特殊中段判定なので、立ち/しゃがみガード可能。
  • 衝撃派をレジストインパクトされても、ソウルチャージ状態になれる。

ソウルチャージ状態

ソウルチャージ状態は、ソウルチャージ中専用技を使うことができる。また、ソウルチャージ中はタイムカウントが止まるので、逆転の可能性も秘めている。
専用技は「新たに技(コマンド)が追加される」「技が強化され性能が変わる」「技の派生が追加される」など様々な種類があり、キャラクター毎に異なる。
そのほか、ソウルチャージ状態には以下のような特徴がある。
  • ソウルチャージ中は、攻撃のダメージが1.05倍*8になる。
  • ソウルチャージ中は、攻撃をガードされても削りダメージ(技に設定されたダメージの20%)を与えることができる。ソウルチャージ専用技は、個別の削りダメージが設定されている。
    • リバーサルエッジ攻撃など元々削りダメージを持っている技の場合、元々の削りダメージに加えてソウルチャージの削りダメージ(技に設定されたダメージの20%)が適用される。
  • ソウルチャージ状態の持続時間は、実時間でおよそ10秒間。
    • キリクのみ、ソウルチャージ中はチャージ持続時間ではなく体力を消費する仕様になっている。体力が最低値まで減少した時点からチャージ持続時間が減少する。
  • 投げやリバーサルエッジ(専用かけひき)、CE等の演出中は、チャージ残り時間の減少がストップする。
  • ソウルチャージ専用技やレジストインパクトを使用すると、チャージ残り時間を消費する。
  • ソウルチャージ中に攻撃やレジストインパクトを食らうと、チャージ残り時間が減少する。

ソウルアタック

シーズン2から追加された新要素。236A+B+Kでゲージ1本を消費して、攻撃を繰り出しながらソウルチャージ状態に移行できる。
攻撃内容はキャラクターによって異なり、攻撃発生は16Fで共通化されている。コンボパーツ用、反撃用、切り返し用など用途は様々。

カウンターヒット

攻撃を特定の条件でヒットさせることによって、ダメージや効果が変化する場合があります。その代表例が、カウンターヒットです。
ソウルキャリバーでは、主に「アタックカウンター」と「RUNカウンター」があり、さらに特殊な「インパクトカウンター」というものもあります。

それぞれの発生条件は、以下の通りです。
  • アタックカウンター
    相手の攻撃が出る前、もしくは相手の攻撃中にこちらの攻撃をヒットさせる
  • RUNカウンター(サイド)
    相手の横移動中にこちらの横斬り属性の技をヒットさせる
  • RUNカウンター(バック)
    相手の後移動中にこちらの攻撃をヒットさせる
  • インパクトカウンター
    相手のガードインパクトやリバーサルエッジに、ブレイクアタックやガード不能技をヒットさせる

カウンター確認

自分の攻撃が「ノーマルヒット」したのか「カウンターヒット」したのかは、「ヒット時のエフェクトと効果音」で判別することができます。
ノーマルヒット時は赤黄色いエフェクトに対して、カウンターヒット時は青紫色のエフェクトになります。さらに、カウンターヒット時のみ青色の衝撃波のようなエフェクトが表示されます。
また、効果音(サウンドエフェクト)に甲高い音が追加されます。
カウンターヒットしたかの確認をしたい場合は、これらのエフェクトで判別しましょう。
ノーマルヒットカウンターヒット

カウンターヒット差異検証動画

スタン

ソウルキャリバー3で搭載された特殊なやられ状態。特定の技を相手にヒットさせると、相手が黄色い稲妻をまとった一定時間操作不能な状態になる。
ヒットさせた技によってモーションやスタンしている時間は異なるものの、スタン中にヒットさせた技は【全段】カウンターヒット時の効果が発生するという特徴がある。

スタンコンボ

スタンによる「全段カウンターヒットする」効果はコンボが終了するまで継続する。これをプレイヤー間では「スタン継続」と呼ばれている。また、この特徴を利用したコンボを「スタンコンボ」と呼ぶ。
上記の「コンボが終了するまで」とは『相手が立ち上がるまで』なので、スタンコンボ後に受け身確定をヒットさせた場合は、その攻撃もカウンターヒット扱いになる。

主に、コンボや受身確定などを考えるときに理解すれば良いシステムなので、最初は気にせず各キャラクターのWiki等にあるコンボを覚えよう。

やられ重複

スタン状態を含む特殊なやられ状態は1コンボ中に1回までという制約がある。この制約のことを、プレイヤー間では「やられ重複」と呼ばれている。
この制約によって、同じ技や特定の技の組合せが1コンボ中に使用できない場合がある。このやられ重複が発生したときの挙動は技によって異なるが、相手がすぐ動ける状態になり、不利な状況になったりするので注意。

特定の技を当てて相手が壁にヒットしたときも、「壁スタン」と呼ばれるスタンが発生する。壁スタンは例外的に1コンボ中2回まで組み込むことができる。
なお、3回目の壁ヒットを狙った場合は、壁に当たらず壁際にダウンするだけになる。

スタン状態の種類

スタン状態にもいくつかのやられモーションがあり、あまり重複しないようになっている。
細かく見るとかなりの種類があるため、大雑把な分類を紹介します。
  • 立ちやられスタン
    • その場で横回転したりする、ダウン状態に移行しないスタン。相手の姿勢が低くならないのでコンボ継続がしやすい。
  • 崩れ落ちスタン
    • 体制を崩してダウン状態に移行するスタン。姿勢が低くなっていくので追撃できる技が制限されるが、追撃猶予が長めの傾向がある。
  • ダウンスタン
    • 相手のダウン状態などの技を当てたときに発生する、ダウンした状態でのスタン。追撃できる技がかなり限定されるが、受身やダウン時の行動が取れないので、強力なダウン追撃が可能。
  • 壁スタン
    • 攻撃によって吹き飛ばされた先で壁に当たった時に発生するスタン。壁スタンのみ特殊で、1コンボ中2回まで発生させることができる。これを利用した「壁コンボ」は別記予定。

壁コンボ

攻撃によって相手を壁に叩きつけて、大ダメージを与えることができるコンボのこと。
相手を強制的に負けにするリングアウトと比べると魅力が落ちてしまうものの、従来よりも大ダメージを与えることができるので、壁コンボから逆転を狙うこともできる。
いくつかの条件で成り立っているので、覚えておくといざという時に便利。

壁の種類

ソウルキャリバー6では、大まかに2種類の壁がある。ステージによっては、破壊可能であったり特殊な形状だったりと様々だが、必ず下記のどちらかに分類される。
  • ハーフフェンス
    低い壁。高めに打ち上げることで、相手をリングアウトさせることができる。高さはステージや形状によって様々。
  • フルフェンス
    高い壁。相手をどれだけ打ち上げても、相手をリングアウトさせることができない。

壁スタン

攻撃によって吹き飛ばされた先で、身体が壁に当たった時に「壁スタン」状態が発生する。
通常のスタン状態は「同一のスタン状態は1コンボ中に1回まで」という条件だが、壁スタンに限り1コンボ中に2回まで発生させることができる。
3回目の壁ヒットを狙った場合は、壁に当たらず壁際にダウンするだけなので、キチンとカウントしておこう。

また通常のスタン状態と同じく、スタン中にヒットさせた技は【全段】カウンターヒット時の効果が発生するので、コンボを組み立てるときの参考にしよう。
壁ダメージ
攻撃による吹き飛びで壁に当たった時、壁にヒットする直前の(吹き飛ばした)攻撃のダメージの20%が入る。
この壁ダメージの計算にはコンボ補正が掛からないため、ダメージの大きい技で当てるほど壁ダメージも高く、総じて壁コンボのダメージも上がる。

スライディング

全キャラ共通で、3歩以上走った状態でKを押すことでスライディングを出すことができる。

前RUNからスライディングを出さない方法

ダメージ補正

攻撃が当たった条件によって、ダメージに補正がかかることがある。今のところ明確になっているのは以下の通り。
条件ダメージ補正率
ジャンプ中の相手にヒット105%
しゃがみ中の相手(しゃがみガード除く)にヒット105%
しゃがみガード中の相手に中段攻撃がヒット95%
相手の側面にヒット105%
相手の背面にヒット110%
相手の攻撃中にカウンターヒット120%
相手の後移動中にRUNカウンターヒット120%
相手の横移動中にRUNカウンターヒット105%

根性値(ガッツ)

残り体力が30%以下(体力バーが黄色)になると、相手から受けた攻撃ダメージにマイナス補正がかかる。補正率は技レベルと残り体力量によって変動する。
技レベル:弱技レベル:中技レベル:強
体力:30%以下-30%-5%-5%
体力:20%以下-35%-10%-10%
体力:10%以下-40%-20%-10%
参考サイト: SOUL CALIBUR VI INCOMPLETE CONQUEST

レイジ

残り体力が30%以下(体力バーが黄色)になると、残り体力量に応じてクリティカルエッジのダメージが増加する。クリティカルエッジ以外の攻撃はダメージ増加しないので、勘違いしないよう気をつけよう。
ダメージ増加率
体力:30%以下105%
体力:20%以下110%
体力:10%以下115%
体力:5%以下120%

コンボ補正

研究が全く進んでいないが、ソウルキャリバー5と同じであれば以下の通り。
これに加えて、技毎に設定された追加コンボ補正(乗算/減算)や壁ダメージ/壁スタン補正などが関係して計算が非常に難しいので、トレーニングモードでダメージ確認するのが確実。
1hit(始動技)2hit3hit4hit〜
地上コンボ100%100%100%-
空中コンボ100%75%65%55%
スタンコンボ100%80%70%50%
参考サイト: SOUL CALIBUR V INCOMPLETE CONQUEST

キャラクターの姿勢と共通システム

キャラクターの基本的な姿勢と、それぞれの細かい仕様についてまとめる。

しゃがみ

ソウルキャリバーシリーズでは、レバー入力が全て移動に割り振られているため、「しゃがみ」という行動を行うには『レバー下+ガードボタン』という入力が必要になる。
この立ち状態からしゃがみ状態からの攻撃を出せる状態になるまで4Fかかる*9。
そのため、立ち状態から「しゃがみ中技」や「立ち途中技」を出したいときは、『レバー下+ガードボタン』を入力してから4F以降に攻撃を入力しよう。
しゃがみ状態から一部の立ち状態の技が出せる
しゃがみ状態からは、基本的に「しゃがみ中技(しゃがみ中に〜〜)」か、後述の「立ち途中技(立ち途中に〜〜)」を出すことができる。
そのほかに、『下方向以外のレバー+ボタン』入力か『立ち途中技に割り当てられていないボタン入力』を行うことで、しゃがみ状態から立ち状態の技を出すことができる。

しゃがみ状態でレバー+Aを入力した場合

しゃがみ状態でレバー+A+Bを入力した場合

相手の攻撃をガード/回避するときは瞬時にしゃがめる
相手の攻撃をガードしたり回避したりする場合は、例外的に1Fでしゃがむことができる。
具体的には「-16F不利の状態から、相手の18F発生の投げをしゃがみで回避できる」ということなので、普段の対戦ではしゃがみにかかるフレームをあまり気にしなくて良い。
あくまで、コンボや連携を考えるときの消費フレームの目安として認識しておこう。

立ち

最も基本的な姿勢だが、ここではしゃがみ状態から立ち状態への移行についてまとめる。
立ち途中
しゃがみから立ちへの移行は8F*10かかる。
しゃがみ状態からレバー入力をニュートラルに戻して攻撃ボタンを押すと、0〜7Fの間は立ち途中技、8F移行は立ち技が出る。
最速立ち入力
しゃがみ中に2n/8n入力することで、1Fで立ち状態に移行することができる。*11
このテクニックを使うことで、しゃがみガード後やしゃがみ帰着技後に、即座に立ち状態の技を出すことができる。
相手の攻撃をガード/回避するときは瞬時に立てる
相手の攻撃をガードする場合は、しゃがみ同様例外的に1Fで立つことができる。
なので、ガードの択に関しては、フレームをあまり気にしなくて良い。

ジャンプ

ソウルキャリバーシリーズでは、しゃがみと同様に『レバー上+ガードボタン』入力でジャンプをすることができる。
立ち状態からレバー+G入力でジャンプ状態(通称:生ジャンプ)になるまで8Fかかる(検証中)。

また、ガードした後などに先行でガードボタンを入力したまま上方向にレバー入力をしても、ジャンプすることができない。
生ジャンプをしたい場合は、一度ガートボタンを離して行動の硬直が解けた時点で「レバー上+Gボタン」を入力しよう。

ジャンプ攻撃

ソウルキャリバーシリーズでは、『レバー上+攻撃ボタン』にジャンプ攻撃が割り振られていることが多い。
キャラクターや技ごとに性能は異なるものの、『レバー上+攻撃ボタン』に割り振られているジャンプ攻撃は、3〜4F程度でジャンプ状態(ジャンプステータス)になるものが多い。
相手の下段攻撃を瞬時に回避したいときは、生ジャンプではなくジャンプ攻撃を選択しよう。

背向け

振り向き

攻撃の相殺

両キャラクターの攻撃が同時にかち合った場合、「相殺」という状態が発生する。
「相殺」が発生した後の状況は、両キャラクターの攻撃の種類と技レベル、技後の隙の大きさが関係している。

攻撃の種類毎の「相殺」の勝ち負け

まず、攻撃の種類(斬り攻撃、体術、投げ)によって、攻撃がかち合ったときの勝ち負けが決まる。
詳細は下記の通りだが、基本的には『斬り攻撃≧体術＞投げ』の順番に強いと覚えておこう。
斬り攻撃体術(打撃)投げ
斬り攻撃攻撃と技レベルによる(後述)両方の攻撃がヒット
(体術が相手の身体に当たっていない場合は、斬り攻撃のみヒット)		斬り攻撃がヒット
体術(打撃)両方の攻撃がヒット
(体術が相手の身体に当たっていない場合は、斬り攻撃のみヒット)		両方の攻撃がヒット体術がヒット
投げ斬り攻撃がヒット体術がヒット±0Fで仕切り直し

斬り攻撃同士の「相殺」の勝ち負け

斬り攻撃同士がかち合った場合、攻撃の技レベルによって勝ち負けが決まる。
さらに、縦斬りと横斬りがかち合った場合は、縦斬り側の技レベルに+1加えた形で判定される。具体的には以下の通り。
  • レベル4:縦斬り(強)
  • レベル3:縦斬り(中) / 横斬り(強)
  • レベル2:縦斬り(弱) / 横斬り(中)
  • レベル1:横斬り(弱)
上記のレベルをもとに、攻撃同士のレベル差によって「相殺」の勝ち負けが決定する。
  • レベル差0:±0Fで仕切り直し
  • レベル差1:レベルが高い方が一定フレーム有利(技後の隙によって有利フレームは変動)
  • レベル差2以上:レベルが高い方の攻撃が一方的に勝つ
レベル4:
縦斬り(強)		レベル3:
縦斬り(中) / 横斬り(強)		レベル2:
縦斬り(弱) / 横斬り(中)		レベル1:
横斬り(弱)
レベル4:
縦斬り(強)		±0Fで仕切り直しレベルが高い方が有利レベルが高い方の攻撃のみ継続レベルが高い方の攻撃のみ継続
レベル3:
縦斬り(中) / 横斬り(強)		レベルが高い方が有利±0Fで仕切り直しレベルが高い方が有利レベルが高い方の攻撃のみ継続
レベル2:
縦斬り(弱) / 横斬り(中)		レベルが高い方の攻撃のみ継続レベルが高い方が有利±0Fで仕切り直しレベルが高い方が有利
レベル1:
横斬り(弱)		レベルが高い方の攻撃のみ継続レベルが高い方の攻撃のみ継続レベルが高い方が有利±0Fで仕切り直し
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